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NPO法人インドに幼稚園を作る会

インド・ムンバイ市にウラれてきた少女たちが産んだ子どもたちのために幼稚園を設立・運営。設立のキッカケとは。

インドの厳しい現状を知り、売春街に幼稚園を作ろうと思い立った。
2000年  新聞記事「21世紀 共に生きる」の特集にインドに売られてくる少女たちが「奴隷化される少女」として載っていた。騙されて売られる・貧しさのために売られる・親兄弟を助けるために自ら身を売るという、その現状に「インドに行かねばならぬ!」という使命感からインドへ。売られてきた少女たちは女衒の暴力やエイズ感染におびえながらも子どもを産む。その子どもたちにはどんな未来があるのだろうと思った時に、子どもたちにも連鎖するであろう、無知無学を止めなければと考え、売春街に幼稚園を作ろうと思い立つ。

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約10年間の卒園児は200名。ほとんどが小学校へ上がっている。学校へ行って勉強して「母親を助ける」というのが子どもたちの夢。その夢に一歩ずつ近づいていていると感じる。幼稚園の卒園児童に 母親の職業を継いだ子どもはおらず、男の子でもスリやドラッグの売人など通りをたむろする子はいない。
毎年一度は、インドへ行って子どもたちと会い、一緒に絵本を読んだり踊ったり、折り紙をして遊ぶ。
机も椅子も 教育的な設備は何もないが、幼稚園で、基本的な生活習慣を学べることも子どもたちにとっては 普通に生きていける基本となる。手の洗い方、石鹸の使い方。食事のときは、準備ができるまで黙って待っている。など。まず、学校へ行けるようになったこと。そして、生きるための基本的な生活習慣を身に着けること。それから、子どもらしく飛び跳ねてはしゃぐこと。幼稚園に来れば、これらができる。

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より多くの人たちに活動を知ってもらいたい。

新たに、デカン高原で モリンガ栽培事業を起こした。子どもたち、少女たちが売られなくてもいいように、村で雇用の場を作り地域の活性化、貧困の撲滅、栄養不足の解消、子どもたちの教育機会の拡大、地域の環境へささやかな貢献ができればと願っている。自立した社会で 子どもたちが、また、母親たち、地域の方々が生きていけるように。子どもたちが明日に希望が持てる社会が実現できるようにしたい。
日本では 写真展を開いたり、学校などで講演をさせていただいたりしています。
より多くの方々に 私たちの活動を知っていただきたいと語る。多くの方々にご理解いただける会に成長することが目的。

最終更新日[2013年5月24日]